ラーフル
公開日: | 最終更新日: 2018/06/06 九州の小ネタ
ラーフルとは何でしょう? わたしには縁のなかったワードです。
このほど、夫(宮崎人)と、わたしの友人(鹿児島人)が、意気投合しておりました。つまるところ、鹿児島と宮崎で使われている、黒板消しを意味する方言らしい。
・・・ということで、ネットで調べてみました。
すごく詳しいページを発見。
- 「ラーフル」考
もはや、わたしが総括する必要もなさそうなので、上ホームページの一部を引用して、説明に代えます。
「鹿児島県・宮崎県・愛媛県などを主として、『ラーフル』という語が『黒板拭き』という意味で使われている。業界のカタログ用語としてはかなり用いられているが、世間的には方言の状況にあり、全国的には通用しない。明治時代の初期には、大阪・愛知・和歌山あたりから西日本に広く使われていたものが、現在、西の周圏地域にだけ色濃く残ったものと思われる。語源は、幕末・明治初期の蘭学の中で用いられたと推測されるオランダ語の“rafel”と考えられる。“rafel”は、『こすること、撒糸(ホツシ)ニシタル、ほつれ糸、リント布』という意味で、明治初期に我が国に黒板が導入された時期的状況からも、最も蓋然性が高い。」
方言が標準語に飲み込まれる流れが反映されてておもしろいのと、なんで一部の地域では残ったのか、残った地域には何かポイント(共通点)があるのかとか、謎が多くて、興味深いですね☆
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Comment
「全国的には通用しない」、、何ィ!!
がびーん・・・
わっぜビンタくっがよー。(チョー頭に来るんですけどー、の意)
いや方言らしいってのは知ってたんすけどね。福岡で通用しなかったんで。
愛知でも残ってたのか、、びっくり。
お勉強になりました。ありがとーございました。
鹿児島に住む受験生です。少々コメントします。
学校の先生の話なんですけど、小さいころにラジオの方言を紹介するコーナーに「ラーフル」って送ったらそれに対してたくさんコメントが来たらしく、そのなかで「ラーフルは会社名です」とか言ってたそうです。
あと、鹿児島では「掃く」のことを「掃わく」といいます。
鹿児島では「掃く」という言葉は多分通用しません。
> hiroくん
コメント、ありがとう。
一般には、一部地方でしか通じないけど、学校用の文具とかのカタログには「ラーフル」と表記してあるらしいので、それに関わる全国の人たちは、「ラーフル」という用語を知ってるんだろうね。なんか、不思議だよね☆
> つばめさん
コメント、ありがとうございます。
ネットでは多少調べたのですが、ラーフルが会社名というのは初耳です。そういう説もあるのでしょうか。
「掃わく」については、わたしも現在調査中で、多分、九州弁じゃないかと・・・。長崎でも「掃わく」っていうんですよ。そのうち、記事にする予定です。
「はい、△△文具店でございます。」
「お世話様です。○○小学校ですが、ラーフル30個お願いします。」
「ラーフル?弊社にはそんなものございませんが?」
「黒板を消すラーフルですよ。」
「ああ、『黒板消し』のことですか。このド田舎野郎が!」
「何ィ!?もう金輪際キサマのとこからは買わねぇからな!」
「へっ!おととい来やがれってんだ。おい塩まいとけ!」
こうゆー事態を避けるためにカタログに載せてあるのでしょー。
> hiroくん
でた! 自虐ギャグ☆
[はじめまして]
昔、鹿児島で働いていました現福岡県民です。
ラーフル、私もわかりませんでしたよ。私も当時の上司に聞いたのはメーカーの名前から取ったということです。
同じ九州でも鹿児島と福岡。言葉は全く違いますね。「~やけん、」が通じませんでしたし(笑)「じゃっど、じゃっど(?)」何だ?そりゃ?「てそい」はあ?(川内の方言です)意味がわかんないよ~。
「すみません、今のはどういう意味でしょうか?」何度、会議を止めてしまったことか(笑)
鹿児島弁で会議をするな!って思いますが、小さな会社だったもので・・・。
ホントに懐かしいな、ラーフル。
> riccot さん
コメント、ありがとう☆
「じゃっど」って初めて聞きました!! 実はまだ、バリバリの鹿児島弁には接してないのよね。ローカルのテレビ番組や、店員さんとの会話程度では、イントネーションが独特だなぁっていう程度で。
鹿児島出身の友達も、きっと、わかるように話してくれてるんだね。
これから少しずつ、新発見をしていきます。