くろず情報館「壺畑」、訪問記

公開日: | 最終更新日: 2018/06/06 観光レポ・旅メモ 

霧島に予定があった先日、かねてから興味のあった福山町のくろず情報館に行ってきました♪

福山町は、黒酢醸造所が7社もある黒酢の里です。3方を山に囲まれ、1年を通して温暖な気候であることが、黒酢の壺作りに適しているのだそう(情報館で教えてもらった情報です☆)。

くろず情報館「壺畑」とは、その福山町にある「坂元醸造」が運営する、入場無料・年中無休のプチ資料館。私が持ってるちょっと古い観光案内本には、坂元醸造のくろず情報館は「阿萬屋(あまんや)」って書いてあるんですが、2006年に改称してリニューアルオープンしたんだそうです。

わがやは車がないので、JRとバスを乗り継いで福山町へ。JR国分駅から大隈交通バス・垂水港行きに乗車。小廻(こめぐり)バス停で下車してから徒歩です。バスは往復2本ずつしかなくて、

(国分 → 小廻)  10:50 → 11:11 / 12:30 → 12:51
(小廻 → 国分)  13:54(小廻発) / 16:55(小廻発)

12:51小廻着、13:54小廻発のに乗ることにして、1時間あれば充分かなと思ってました。でもでもっ!! バス停から情報館までが、思いのほか遠いんですね~。

行き方は分かりやすいです。バス停前に大きな看板があって、その後も各曲がり角には、見やすい案内板が立ててあります。ただね、バス停前の看板に、「ここから500m」って書いてあるんですが、絶対、500mじゃないと思う・・・。地図で直線距離500mって感じかな。2回曲がり角があるのと、ずっと上り坂なので、まぁ1km弱はあるんじゃないかと。

時間制限があったので、小走りで目的地へ向かい、右手に「坂元醸造」と書いた建物が見えてきたので「やった~! やっと着いた」と思ったのもつかの間、赤いシャッターにギョッ!! 年中無休じゃなかったっけ??

大丈夫、旧「阿萬屋」の建物でした。あぁ、ビックリした・・・。阿萬屋を過ぎると左手に近代的な建物と「壺畑」の看板が。ホッ・・・。

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しかし、まだまだ、気を抜いてはいられません。なにしろ、帰りのバスの時間が迫っているんですから(16:55に乗るとすると、徒歩圏内に時間をつぶせる場所がないそうで;事前に問い合わせておいたのです)。

入館して事情を話し、急ぎモードで案内してもらいました。まずは、壺畑を眺めながら、色んな説明を。あっちに並んでいるのが何ヶ月目の壺、そっちに並んでいるのが1年物の壺・・・といった具合。坂元醸造が管理している壺の数とか、1つの壺にはどのくらい入ってるだとか。天気がよければ、壺畑の向こう側に桜島が見えるはずなんですが、この日はあいにくの曇り空で写真にも写ってませんね。

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次に、館内に戻って、パネルを前に、黒酢の歴史や製法についての説明を受けます。特に興味深かったのは、米麹は、みそや醤油と同じ「黄麹(きこうじ)」を使うということ、それから、ほんの少し材料の組合せが違うだけで、みそになったり、お酒になったりするということ。

坂元醸造は、黒酢以外も作ってるのかなぁと思い、質問してみました。そしたら、黒酢というのは、お酢の種類ではなく、米酢の中で、機械ではなく壺で手作りしているものをそう呼ぶことにしたんだそうです。坂元醸造では、全てのお酢が壺作りなので、つまり、それは全部黒酢なんですって。へぇ~!! ちなみに、熟成期間が長くなるほど、色が濃くなるんだそうです。

「情報館」の情報は、主としてこのパネルコーナー(と映像ホール;時間の都合で見れなかった)に集約されています。実は、予想していたほど広くなく、パネルの数も多くはなかったのですが、説明を受けながら見ていって満足感は充分でした。

説明が終わったら、販売・試飲コーナーへ。りんご黒酢と、ハニードリンク(坂元の黒酢とはちみつを1:1で混ぜ、水で割ったもの)が試飲できたので、どちらもいただきました。おいしかった☆ 特に、りんご黒酢が好きでした。りんごのさわやかな甘みと黒酢のまろやかでやさしい酸味がマッチしててイイ。ホント、ジュースみたい。この坂元醸造のりんご黒酢、特定保健用食品(トクホ)なんだそうです。

坂元の黒酢は、1年ものと、2年ものと、3年ものの3種類があります。欲を言えば、それぞれの水割りが試飲できたらうれしかったな。そしたら、飲み比べて、味の違いを知ったり、好きなのを選んで買ったりできます。さすがに、黒酢を何本も買うわけにはいかないので(前に飲み比べで買ったのマダ使い切ってないし)、りんご黒酢と、2年もの黒酢を購入しました。それらのレビューはまた後日。

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見学と試飲を終えて、夫が興味を持ったのは、黒酢ソフトクリーム。私も一口頂きましたが、ソフトクリームのこってり感を、黒酢が上手くさわやかにしている感じ。ソフトクリーム好きの夫は、おいしそうに食べてました☆

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さて、そろそろバスの時間です。もっと時間があれば、ホールでビデオ鑑賞したり、もっとゆっくり説明を受けたりしたかったんですが、仕方ありません。なにしろ、ここから国分駅までタクシーで行くとなると、2500円程度かかるとのことなので、チョットタカイネ。

まとめ。
こういう体験型(学習型?)の観光施設って好き!

ここも、シンプルで見やすく楽しく見学できるよう工夫されてて、良かったです。無料だし☆ 交通の便が良くないのが玉にキズですが、実際の醸造所を見学できるんですから、興味があれば、バスなりタクシーなりレンタカーなりで解決するってことで。

また、事前の問合せメール(公共の交通機関や、近所で時間つぶし可能な場所などについて)に丁寧に答えていただいたこと、バスの時間に追われてバタバタと入館した私たちに親切に接していただいたことが、とてもありがたかったです。

★ お取り寄せ情報 ★
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- 楽天: 「坂元醸造」検索結果
- ベルメゾンネット: 坂元のくろず薩摩・りんご黒酢セット

関連リンク
- くろず情報館「壺畑」、公式HP

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